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令和2年中、広島県内の特殊詐欺被害は、暫定値で2億4千105万円でした。
令和元年の被害額は、3憶2千180万円でしたので8千75万円の減少です。
広島県警は「年間被害額5億円以下」を目標としたアンダー5作戦の目標を3年連続で達成できました。
※2021年1月15日 広島県警ホームページより
前年度に比べ減少はしていますが、依然として高い水準にあり、被害が後を絶ちません。年々巧妙化する手口とその対策を知って詐欺被害に遭わないよう注意しましょう。
2020年はコロナ禍の世相を物語っているのか、還付金詐欺が『0件』全くありませんでした。
やはりコロナ禍の年は還付金よりも特別定額給付金の方により関心があり、還付金よりも給付金に関する質問をされるのは詐欺グループも面倒くさかったのでしょうか。
オレオレ詐欺も昨年に比べて大幅に減少しています。令和元年が6千810万9千円だったのに対して令和2年の11月末までが2千350万円です。(-4千460万9千円)コロナ禍で在宅ワークの人が増えたことを意味しているのだと思われます。
そんな中で新たに項目が増えた手口があります。『預貯金詐欺』と『キャッシュカード詐欺』です。
警察官や銀行員になりすまして電話をかけてきて、現金やキャッシュカードをだまし取る手口です。
広島市内に住む80代の女性が警察官を名乗る男から『だまされたふり作戦』が悪用され、300万円だまし取られてしまいました。
≪2020年12月9日中国新聞より≫
警察官が『だまされたフリをして捕まえるので協力してほしい』などと言う事は絶対にありません。ましてや『現金を渡して』などとも言いません。
銀行員が『キャッシュカードを預かります』と言って家に行く などということもありません。
キーワード は3つ
●現金
●通帳
●キャッシュカード
警察官・銀行員と名乗る者がこれを(キーワード)言ったらサギだと思ってください。
このキーワードは電話機の近くや玄関などの目に付く場所へ貼っておくと良いでしょう。
あやしいな おかしいな と思ったら必ず誰かに相談してください。
■『自分だけは大丈夫』という思い込みは捨てる
新しい手口がどんどん出てきているので常に色々な情報を把握しておく
■知らない番号からの電話には出ない
■留守番電話に設定する
■本人に確認する
■振り込む前に誰かに相談する
■会話を録音する
人々の心が不安定な状態の時に詐欺は増えると言われています。災害やコロナ禍といった人々が大変な思いをしている時に、必ず(残念なことに)不安な心に付け込んで詐欺を働くものが出てきます。
そういう時こそ落ち着いて行動するように心がけましょう。
警察相談専用電話 #9110
消費者ホットライン 188(イヤヤ)
へご相談ください。