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9月1日は『防災の日』です。

防災の日 R1

地震、津波、火山噴火、台風などの災害について認識を深め、災害に対する心構えや備えを確認しましょう。

昨年7月の西日本豪雨災害から1年が経ちました。

今年も各地で異常気象により大雨の被害が出ています。

災害から自分自身や家族を守るためには何が大切なのかを『防災スペシャリスト』の野村功次郎先生にお聞きしました。

野村功次郎先生 - 1 野村功次郎先生

一番大切なのは、一人一人が取り組む防災

災害による被害を出来るだけ少なくするための基本は「自助」。まずは自分が無事であることが最も重要。

★ライフラインの停止や避難に備えておく

電機、ガス、水道が止まっても自力で生活できるよう、普段から飲料水や非常食などを備蓄しておくことが大事。

★安否情報の確認方法を家族で決めておく

家族がそれぞれ別々の場所にいるときに、お互いの安否を確認できるように、日頃から安否確認の方法や集合場所などを家族で話し合っておく。

大災害発生時に、被災地内の電話番号に限り利用可能なサービスとして、局番なしの「171」に電話をかけると、音声ガイダンスに従って安否などの伝言を音声で録音することができます。被災者の家族等が全国どこからでもその伝言を再生し安否を確認できたり、被災者に対する伝言を録音したりすることができるサービスです。

災害用伝言ダイヤル①

≪台風(大雨)の時、『ちょっと川の様子を見てくる』といって行方不明になるニュースが流れますが、行方不明になる理由とは・・・≫

・河川(支流)はわずかな時間で水位が上昇

・地盤内に水が浸み「水みち」ができて、身を乗り出したその足元には、すでに「水みち」があり地盤がゆるみ足をすくわれてしまう。

河川水による浸食は見えないところで徐々に進行しています。何も知らずに近づいた時、堤防が滑り始め、巻き込まれるのです。

『自分は大丈夫だろう』という過信はせず川へは近寄らないようにしましょう。

災害 川①

防災対策防犯対策

・『自らの地域は自らが守る』という共助の考え方

・『自らの安全は自らが守る』ように行動する

・隣近所との顔の見える関係を構築する

 

過去の災害、被害を教訓として防災対策も防犯対策も一人一人が意識を変えていかなければなりません。災害に遭遇した人、詐欺に遭った人、泥棒に入られた人のほとんどが『まさか自分が被害に遭うとは思わなかった』と言われます。『自分だけは大丈夫』という考えは改めましょう。「自分もいつ被害に遭うかもしれない」という気持ちを持って、出来ることから、防犯、防災対策を行っていきましょう。

 

持出袋①

持出袋の一例