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組織犯罪対策二課・生活安全企画課によりますと、令和5年度における被害者を欺罔する手段として犯行に用いられたツールは、電話77.4%、ポップアップ表示12.2%、メール・メッセージ9.2%、はがき・封書等1.2%ということがわかりました。
★欺罔とは・・・相手を騙して錯誤に陥れることや、相手を欺く行為
★ポップアップ表示・・・ウェブサイトを閲覧中、突然表示される(パソコン画面上に飛び出してくるように現れる)ウィンドウを指す
令和5年度における全国の特殊詐欺被害額は、約441億2,000万円です。1日平均すると、毎日1億円以上の被害が出ていることになります。
広島県では、昨年1年間での被害総額は、約8億7,900万円です。
怪しい電話(予兆電話)に要注意!!
組織犯罪対策二課・生活安全企画課によりますと、電話の相手方に対して、住所や氏名、資産、利用金融機関等を探るなどの特殊詐欺が疑われる電話(予兆電話)の件数は133,967件(+13,523件)と増加していることがわかりました。
もし、一度でも怪しい電話がかかってきたら十分注意が必要です。『特殊詐欺』について話を聞いたり調べておいてください。
住所や氏名、資産、利用金融機関などを探る電話があればそれは詐欺です。
詐欺グループはウソの話であなたに近づいてきます。
詐欺グループは複数回、短時間に電話をかけてきます。
時間を区切って、焦らせ、正常な判断が出来ないように仕向けます。
言葉巧みに誘導させられ個人情報を聞き出そうとします。
◎「介護保険料の還付金があります。今日中に手続きしてください。」
「手続きするのでATMについたら電話してください。」
◎「個人情報が流れているので登録を取り消すには手数料がかかります。」
「こちらで登録を取り消しますので、取り消したらまた連絡します。」
◎「職員をそちらに向かわせます」
◎「暗証番号が必要です。」
【詐欺の手口】で調べてみると色んなパターンの騙し文句が出てきます。
【絶対に被害に遭わないためにするべきこととは】
◎固定電話は常に留守番電話設定にしておく。
◎固定電話は防犯機能付き電話機にする。
◎知らない番号からの電話は取らない、かけないようにする。
◎インターネット閲覧中に突然警告音が鳴っても、落ち着いて対処する。
(焦らず、再起動をかけるか、ESC(エスケープ)ボタンでシャットダウンする。)
今や特殊詐欺の被害に遭うのは都会だけではありません。
「自分だけは絶対に騙されない、大丈夫」と思っている人が一番危ないのです。
「ひょっとしたら騙されるかもしれないから、特殊詐欺について勉強しておこう」と考えを改めてください。
それが被害に遭わないための1番良い対策なのです。