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警視庁によると去年(令和4年)1年間の刑法犯認知件数は、60万1,389件で、おととしに比べ3万3,285件、率にして5.9%増え、2002年をピークに減少を続けていた傾向から一転20年ぶりに前年より増加しました。
警察庁資料 犯罪データ 対前年度比較
警察庁は、アフターコロナで行動制限が緩和され、人流が復活したことに伴い街頭犯罪が増えたと分析しています。『体感治安』の悪化はこうしたことが直結していると思われます。
更に特殊詐欺も前年比2割増で、被害総額も370億円。8年ぶりに増加しました。犯行グループの絶対数が増え、分業化と匿名化が進んでいるとの見解。
こうした詐欺グループは近年、SNSで実行役を募り『闇バイト』の勧誘が横行しています。
闇バイトに応募して強盗事件にまで及ぶ凶悪事件が続発しています。
重要犯罪の認知件数(上記の表)では、『強盗』が121件(27%)増加しています。
『侵入盗』も前年に比べ26.9%増えています。『侵入盗』は泥棒が危害を加えると『強盗』になります。
入りやすく、早く逃げるための凶器を持っているので非常に危険です。
数人のグループが襲ってくる強盗対策は難しいのですが、空き巣対策の延長線上にあるので、家に入られない、狙われない防犯対策が強盗対策に繋がっていきます。
『この家は防犯対策をしているから侵入するのはやめよう』と思わせることが大切です。
侵入されないように、『侵入防止4原則』を守り、侵入を諦めさせるようにしましょう。