News
『防犯機能付き電話機』設置費用の補助が各地で広がっています。
(令和3年6月中国新聞より)
高齢者に対する特殊詐欺や悪質な勧誘電話が相次ぐ中、防犯機能付き電話機(通話録音装置)を購入するための補助制度を設ける市町が広島県内で広がりつつあります。
広島県では府中市が2020年9月に初めて導入し、東広島、呉市が2021年度に開始しました。府中町も今後始める予定です。
※呉市は予算額に達したため、受付を終了しました(令和3年7月15日現在)
犯行グループは、まず家庭の固定電話にかけて接触を図るケースが多いのです。県警は、非通知番号の着信拒否などの機能がある電話機が被害防止に有効として設置を勧めており、他市町にも補助制度の創設を働き掛けています。
【防犯電話機の様々な機能】
★電話機に登録していない相手や非通知でかかってきた電話を断れる機能
★電話に出る前に相手に名前を名乗るようにメッセージを流し、相手を確認してから電話を取ることができる
★電話機に番号を登録していない相手から着信があった場合に、音声メッセージで迷惑電話に対する注意を促す機能がある
★SDカード対応の電話機なら録音データを取り出せるため警察への相談も可能
★怪しい電話に出てしまった場合も『迷惑ストップボタン』を押すだけでメッセージが流れて電話を切ることができる
(防犯電話機 約10,000円~20,000円)
《ナンバーディスプレイに契約する》
ナンバー・ディスプレイは、かけてきた相手の電話番号が、電話に出る前に電話機などのディスプレイに表示されるサービスです。留守中などで電話に出られなかった場合でも着信履歴が残ります。
非通知やフリーダイヤルを着信拒否したり、電話帳の登録番号のみ着信音が鳴るように設定が可能です。但し月額の利用料金が掛かります。(住宅用 440円~660円)
対応機器は、特殊詐欺だけでなく悪質商法などにも効果的です。
電話機を変えるだけで効果的に詐欺対策ができます。
どの市町村も予算額に達成次第、受付けが終了します。
今年度の申請受付が既に終了している地域もあります。
また、
各市町村で『申し込み期間』や『対象年齢』、『補助金額』が違います。
防犯電話機の補助制度自体が未だの地域もありますので、それぞれお住まいの市町村へお問い合わせください。
防犯電話機の機能を使用しても、完全に特殊詐欺を防止できるわけではありませんが、常に留守番電話に設定しておくだけでも詐欺グループが敬遠する効果がありますので、直ぐに出来る対策を考えてみてください。
ついつい電話に出てしまって「お金」、「キャッシュカード」、「通帳」の話しが出たときは、焦らずに必ず誰かに相談してください。