Crime prevention Q&A
ハッカーがあなたを狙っている!?
↑ハッカーにより改ざんされ文字列が書き加えられた太陽光発電の施設映像
監視カメラを設置しただけで安心していませんか?
インターネットに接続されたキャノン製の監視カメラが相次いで外部からの不正アクセス被害を受けている問題で千葉県銚子市沖の洋上風力発電施設の状況を海岸から確認する東京電力のカメラも被害を受けていることが分かった。千葉県八千代市と埼玉県上尾市では、水路に設置した水位監視カメラが乗っ取られ、操作できなくなった。なぜキャノン製が狙われたのか不明だが、被害を受けた二つの市などでは初期パスワードのまま利用しており、セキュリティの弱さを突かれた可能性がある。
(2018年5月 京都新聞より)
現代社会では、個人でも監視カメラを設置する人が増えてきています。
ログインIDとパスワードが初期設定になっていないか確認しましょう。初期設定のままだと簡単にハッキングすることが可能です。変更するようにしましょう。
ハッキングされないための主な対策として
★パスワードを設定し他との使いまわしをしない
ウェブカメラの映像を公開するようなサイトには、ウェブカメラやノートパソコンに適切なパスワードを設定し、かつ使いまわしをしないことで不正アクセスを防ぐ可能性を上げられます。
← すぐに見破られるパスワードランキング
★OSを最新にし、ウィルスチェックをおこなう。
★疑わしいリンクや添付ファイルをクリックしない
ウィルスの幹線を未然に防ぐという観点では、疑わしいリンクや添付ファイルをクリックしないことも重要です。
今すぐに簡単にできる不正アクセス対策
◎不要な時はパソコンの電源を切る。
不正アクセスはインターネット回線を通じ、パソコンに侵入します。長時間利用しない時は電源を切る 習慣をつける。
◎パソコン内部のファイルの共有は最小限に
共有設定を有効にしているだけで、外部からの侵入を受けるリスクは高くなります。ファイルの共有は最低限にしておく。
◎ID・パスワードのセキュリティ対策
パスワードは「複雑化」「使い回さない」。カード番号やID・パスワードなどの重要な情報はハードディスクに保存しない、また書き留めない。
複雑なパスワードだと覚えにくいですが、重要な情報を守るためには面倒でも他人に悟られないパスワードに設定するようにしてください。
また、スマホに付いているカメラもハッキングされる可能性があります。ウィルスに感染させ相手のIPアドレスを読み取って侵入し操作するというものです。「自分は大丈夫だろう」と思い込むのは危険です。OSを更新して、ソフトのアップデートを欠かさなかったり、複雑なパスワードを設定したりといった対策をおこなって、不正アクセスを受けないように気をつけましょう。セキュリティ対策ソフトをきちんと入れて、ハッキングを防ぎましょう。