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住宅火災を防ぐ「住宅用火災警報器」     火災警報器の点検・更新を忘れずに!!

 

全住宅に火災警報器の設置が義務付けられて今年で10年目です。

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警報器は劣化すると機能しない恐れがあり、設置から10年が交換の目安です。

 

火災警報器R3.9

広島市では、今年9月13日現在で住宅火災による死者は12人です。(そのうち高齢者は8人。)全体の死者数は昨年1年間の4人を既に上回っています。

 

 消防庁のデータより

火災件数R2

 

令和2年における住宅火災による全国総死者数は862人です。このうち65歳以上の高齢者は615人で、住宅火災による死者数の7割を超えています。

直近10年を見ると総出火件数及び火災による死者数は減少傾向にあります。住宅火災による死者数も減少傾向にあるものの65歳以上の高齢者の占める割合は増加傾向にあります。

 

年間を通して出火原因の最多は「コンロ」です。

使い慣れているから油断する「コンロ」ですが、どのような状況で火災が発生するのでしょうか。

出火 こんろ①

1位 『放置する・忘れる』37.5%

2位 『可燃物が接触する』17.4%

   近くに置いているまな板が倒れて火が付く

3位 『誤ってスイッチが入る』9.6%

   身体がぶつかって知らぬ間に点火した

4位 『接炎する』8.7%

   コンロの火が鍋の底を這って近くのまな板に火が当たって出火

5位 『過熱する』7.8%

6位 『考え違いにより使用を誤る』7.0%

   電気ポットをやかんと思い込んでガスコンロに置いたため

7位 『引火する』 5.2%

   コンロの近くでスプレーを噴射して火が付く

 

コンロに火がついているときは、絶対にコンロのそばを離れないでください。

 

【奏功事例】

住宅で60代男性が鍋に火をかけたまま別の部屋で寝込んでしまった。鍋が過熱され、鍋の食材とコンロ周辺の可燃物に着火して火災となったが、台所に設置された火災警報器が火災を検知して鳴動した。居住者は119番通報と初期消火を行い、火災の延焼を防いだ。

 

万が一火災が発生した時に、逃げ遅れや被害拡大を防ぐには、早期発見が最も有効です。火災をいち早く知らせてくれる住宅火災警報器の設置をお願いします。そして10年を目安に火災警報器の点検・更新をしてセンサーの寿命や電池切れを確認してください。

 

・・注意事項・・

賃貸マンションに取り付ける場合は、管理者などに相談してください。

悪質な訪問販売・点検業者に注意してください。

消防署の職員が家庭を訪問し、火災警報器を販売することはありません。

消防署が特定の業者に販売を委託することもありません。